東京工業大学
大学院社会理工学研究科 人間行動システム専攻

大学院社会理工学研究科 人間行動システム専攻

メディア学習論
Media for Learning

開講時期

毎年開講、後学期

単位数

2-0-0

担当教員

赤堀侃司(あかほり かんじ)3233、西9号棟824号室
中山 実 (なかやま みのる)3234、西9号棟821号室

担当教員が開設している授業関するWebページアドレス

赤堀研  http://www.ak.cradle.titech.ac.jp/default_j.asp
中山研  http://www.nk.cradle.titech.ac.jp/%7Enakayama/mfl.html

授業のねらい

 前半は主として赤堀が、後半は中山が担当する。

 前半の講義は、主にいくつかの論文を参考にして、その意味について理解する。但し、学生が主体になって論文を読むために、2回目以降の論文は、学生に割り当てて発表させる。論文は、1回の授業において、日本語と英語の2編の論文を用意する。発表後は、学生が議論する。また、このメディア学習論の基礎として、「授業の基礎としてのインストラクショナルデザイン、改訂版」(日本視聴覚教育協会、2006年、\1600)を推奨する。生協購買部で、注文ができる。

 後半の講義は、中山 実 が、メディア学習に関する実験や、評価方法について講義する。また、メディア学習による効果について議論する。

評価は、レポート(前半と後半でそれぞれ一本ずつの予定)と出席による。

授業計画

(1)10月2日 コンピュータによる学習の仕組みは何か
コンピュータネットワークによる作文教育
Digital ink for simple cognitively effective lectures
赤堀侃司
(2)10月9日 テレビゲームが子供の行動に与える影響は何か
テレビゲームと人間の暴力
Learning by teaching in educational game
赤堀侃司
10月16日 月曜日の授業振り替え
(3)10月23日 ゲームとモバイルデバイスが子供に与える影響は何か
インタラクティブゲームにおける脳血流変化
Informal mobile learning for cognitive behavioral obesity therapy
赤堀侃司
(4)10月30日 e-learningの現状と課題は何か
韓国におけるサイバー大学の現状と展望に関する考察
Effect of pointer presentation on multimedia e-learning materials
赤堀侃司
(5)11月6日 コンピュータによるコミュニケーションは効果があるか
電子メディアを用いたカウンセリングと自己開示
Exploring the effects of communication frequency and media choice
赤堀侃司
(6)11月13日 メディア学習の評価方法 中山 実
(7)11月20日 メディアは授業の実践にどのように寄与しているか 携帯電話対応コメントカードシステムを活用した授業
The effect of the use of interactive whiteboards on student achievement
赤堀侃司
11月27日 月曜日の授業振り替え
(8)12月4日 学習における効果測定 中山 実
(9)12月11日 行動指標による学習評価 中山 実
(10)12月18日 メディアの評価方法 中山 実
(11)1月8日 メディア学習評価 中山 実
(12)1月15日 メディア学習評価2 中山 実
(13)1月22日 小中学校におけるICTの活用とWeb教材の活用
Web教材の書き込みを可能にするWebMemoシステムの開発と評価
A case study examining the transfer of information literacy
赤堀侃司
(14)1月29日 総合的評価と今後の課題 中山 実

教科書・参考書等

赤堀侃司(著)授業の基礎としてのインストラクショナルデザイン(改訂版)(日本視聴覚教育協会,2006)

履修の条件等

特にないが、教育に興味を持っていること

成績評価

レポートと出席および課題発表

担当教員から一言

レポートと課題を確実に提出すること

オフィスアワー

特にないが、いれば、いつでも

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